京都市右京区 倉庫をウッディーな多目的スペースへリノベーション

京都市右京区H様からのご依頼。

以前は倉庫だった部分を、様々な用途に使える多目的スペースへと改修いたしました。

建築面積(改装部分)は18.34㎡。

ご希望は「木の雰囲気を生かした内装」

お客様より、木の雰囲気を生かした内装に、とのご要望をいただきウッディーな格子風内装にまとめました。中に入ると木のいい香りが漂います。

天井は「梁」を残し和風建築の良さを残すとともに、天井を高く開放感のある内装に仕上げています。

 

京都市右京区倉庫を多目的スペースへリノベーション

京都市右京区倉庫を多目的スペースへリノベーション

採光と通風、防水を確保

もともと倉庫の為、採光不足と湿気が気になる場所でしたので、高窓を新設。更に防水を施して「土間」を再打設しました。

土間部分の窓は「ペアガラス」を採用。通常のガラスに比べ2枚のガラスに空気層を含むので断熱効果で省エネ、結露も起きにくい機能的な窓です。

作業スペースとなる部分はデッキ組を行い、カウンターで対面に腰掛けが出来る様にしました。

ちなみに、カウンターテーブルは着脱可能ですので、取り払って広く作業スペースとして使うこともできます。

湿気対策として壁には合板の上に珪藻土(けいそうど)を塗りました。

珪藻土とは最近注目されている素材で、「珪藻」の殻の化石からなる地層の事で、無数の小さな穴が開いており水分や湿気を吸収し、乾燥も早いのでバスマットなどの水廻り用品や湿気対策の建築素材として使用されます。

調湿性だけでなく、断熱性や空気清浄作用もある自然素材ですので、倉庫だけでなく様々な場面で使用されています。

 

隣との行き来の為、建具を造作

隣の寝室と行き来が出来る様に開口部を設け、ウッディーな内装に合うように建具はオーダーメイドで作成いたしました。

 

京都市右京区倉庫を多目的スペースへリノベーション

外観もリニューアル。木造平屋の倉庫の有効活用例ご紹介でした。